アロマオイルの抽出には様々な方法が使われます。
植物の中に含まれる、アロマオイルの量は平均すると1〜1.5%程度です。
中には1%以下とごくわずかしか取れないアロマオイルもあります。

近年では技術の発達により、より効率的にアロマオイルが取れる方法も登場しています。
ここでは主な抽出方法から最新の技術までご紹介します。

アロマオイルの主な抽出方法

最も一般的な抽出方法が「水蒸気蒸留法」です。
「圧搾法」は柑橘系の抽出として主流でしたが、
国産(和)のアロマオイルの柑橘類は水蒸気蒸留法で抽出されるものが多くあります。
日本で開発された最新の抽出法「低温真空抽出法」は低温で抽出するので、
植物純度が高く、桜などの香気成分が取れると注目を集めています。

水蒸気蒸留法

原料となる植物を釜に入れて、水蒸気を吹き込んで加熱します。
水蒸気の熱で植物の細胞壊れて、中のアロマオイルが放出されて揮発します。
気化したアロマオイルと水蒸気は冷却管を通る間に冷やされて、液体に戻ります。
水に溶けずに浮いた部分がアロマオイルとなります。
水蒸気から液体になった水の部分をフローラルウォーター(芳香蒸留水)と呼びます。

圧搾法

主に柑橘系の果皮を絞ってアロマオイルを抽出する方法です。
原料となる植物に圧力を加えることでアロマオイルを製造します。
原料の加熱や高温が加わらないため、本来のフレッシュな香りが楽しめる抽出法です。
圧搾法で抽出されたアロマオイルは劣化しやすく、
使用期限や保管などに注意が必要です。

有機溶剤抽出法

ローズやジャスミンなどがこの方法で抽出されます。
熱に弱い芳香成分を持つ原料に用いられる方法です。
原料となる植物を有機溶剤に浸し、溶剤を蒸留させると色素や芳香成分が残ります。
これをアルコールと混ぜて、芳香成分だけを取り出し、
最後にアルコールを除いて精製されたものがアブソリュートやレジノイドと呼ばれます。

低温真空抽出法

21世紀に日本で開発された、最新の抽出方法です。
25〜30℃前後の低温で抽出するので、熱に弱い成分も破壊されることなく抽出されます。
水や水蒸気、溶媒などを一切使用しないため、
植物純度の極めて高いアロマオイルが製造できます。
原料となる植物の細胞から水分を抜き取ることが可能なので、
セルエキストラクト(細胞水)と呼ばれる水溶性アロマも注目されています。
桜や金木犀などの希少価値の高いアロマが生み出されました。

正式名称は「精油(エッセンシャルオイル)」ですが、
一般的には「アロマオイル」と呼ばれることが多く、
その呼び名で定着しているため、当サイトでもそのように記載をしています。