ラベンダーについて
アロマテラピーを代表するアロマオイルのひとつです。
名前の由来はラテン語の「洗う」「青色の」という単語から名付けられました。
南仏グラースでは革製品の香り付けにラベンダーオイルを用いていたそうです。
ハーブティーやポプリ、化粧品など幅広く活用されている植物です。
北海道を中心に国産(和)のラベンダーアロマオイル(精油)も登場しています。
ここではラベンダーの主な効能・効果とおすすめの使い方についてご紹介します。
香りの特徴と基本データ
爽やかな酸味とフローラル調の甘みが融合した香りです。
こころとからだにじわじわを染み込んでいく、そんな印象です。
刺激や毒性が少なく、用途が広く万能に使えるので、まずは揃えておきたい1本です。
学名 | Lavandula angustifolia |
科名 | シソ科 |
抽出部位 | 葉と花 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主な産地 | フランス、オーストラリア、日本など |
主な芳香成分 | 酢酸リナリル、リナロール、β-カリオフィレン、β-オシメンなど |
主な効能・効果と作用について
ラベンダーの主な効能・効果と作用についてご紹介します。
多数の芳香成分が少量ずつ300種類以上存在するため、用途が広く万能に使えるアロマオイルです。
鎮静や安眠で有名なラベンダー、
イライラした日や落ち着きのないときにおすすめの香りです。
緊張しているとき、こころを落ち着かせます。
副交感神経を刺激して、自律神経系のバランスを整えます。
頭痛や胃痛、月経痛などのあらゆる痛みを和らげる効果が期待できます。
風邪を引いて免疫力が低下したときにもおすすめの香りです。
スポーツ後の筋肉痛、腰痛や神経痛にも使用される香りです。
やけどの応急手当に使用すると痛みも治まり、跡も残りにくいと言われています。
手荒れや傷にも用いられることが多く、マメや靴擦れにも効果的です。
日焼けやニキビなどの炎症にもおすすめの香りです。
鎮静、鎮痛、安眠、抗ウイルス、自律神経調整、抗炎症、瘢痕形成、抗菌、抗真菌、血圧降下など
おすすめの使い方
・ぐっすりと眠りたいときの芳香浴
寝室にアロマストーンやディフューザーなどで香りを楽しみましょう。
ラベンダーは高濃度で使用すると覚醒してしまい、眠れなくなりますので気を付けましょう。
おすすめのブレンド
ストレスなど精神的な疲労を感じるとき:
ユズなど柑橘系とのブレンドがおすすめです。
深いリラックス効果を感じたいとき:
ネロリやローマンカモミールとのブレンドがおすすめです。
・肩のコリをケアするアロマクリーム
市販の無香料クリームやアロマ用ベースクリーム30gを容器に入れます。
アロマオイル(精油)を12滴入れて、よく混ぜます。
肩や首などのコリが気になる部分にマッサージしましょう。
おすすめのブレンド①
ラベンダー 5滴
マージョラム 4滴
レモングラス 4滴
おすすめのブレンド②
ラベンダー 5滴
ヒノキ 4滴
ユズ 4滴
血行やリンパの循環を促し、筋肉の緊張を和らげる香りがおすすめです。
ラベンダーの注意事項
妊娠初期は使用を避けましょう。
アロマテラピーは医療行為ではありません |
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アロマオイル(精油)は医薬品でないことをご理解の上、使用の際は注意事項を読み、正しくお使いいください。 特に妊娠中をはじめ、医療機関で治療中の方は必ず、医師に相談の上、承諾を得てから安全にお使いください。 当サイトで掲載している内容が必ずしも全ての方に当てはまるものではないということをご理解ください。 アロマテラピーにおけるセルフケアは自己責任の下に行ってください。 |