カモミール・ジャーマンについて

カモミール・ジャーマンは濃厚で独特な香りが印象的なアロマオイルです。
カモミール・ローマンとよく似ていますが、違う種類なので気をつけましょう。
ヨーロッパでは古くから常備薬として親しまれて庭に植えられている植物です。
3〜5月に白く愛らしい花をたくさん咲かせます。
ハーブティーのカモミールはジャーマンを乾燥させたものです。

ここではカモミール・ジャーマンの主な効能・効果とおすすめの使い方についてご紹介します。

香りの特徴と基本データ

濃厚で薬草のような香りが特徴です。
花から抽出されるアロマオイル(精油)ですが、
甘さよりハーバル調の印象が強く、好き嫌いが分かれる精油でもあります。
花は白いですが、精油は「アズレンブルー」と呼ばれる青緑色をしています。

学名 Matricaria chamomile・Matricaria recutita
科名 キク科
抽出部位
抽出方法 水蒸気蒸留法
主な産地 ハンガリー、モロッコ、エジプトなど
主な芳香成分 ビザボロールオキサイドA、β-ファルネセン、カマズレンなど

主な効能・効果と作用について

カモミール・ジャーマンの主な効能・効果と作用についてご紹介します。

こころ

カモミール・ジャーマンは表立った精神作用はあまりない香りですが、
ごく少量で使用するとストレスを和らげる働きがあります。
学名のMatricariaというラテン語は「母」を意味する matrix、
「子宮」を意味する mater が由来と言われています。
カモミール・ローマンと比べると
ジャーマンの方が女性の心身に働きかけるとも言われています。

からだ

女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをする、
セキテルペンアルコール類が含まれます。
月経周期を調整するなど月経時のトラブルにも役立ちます。
カモミール・ローマンには含まれないカマズレンという成分を多く含み、
炎症や痛みの緩和に効果的です。
筋肉痛や頭痛、消化器系の炎症の緩和などに役立ちます。

は だ

カマズレンには炎症やかゆみを緩和し、皮膚を再生する働きがあります。
アレルギーや乾燥肌、湿疹やじんましん、かぶれなどの皮膚トラブルに効果的です。
カマズレンは植物体には存在せず、
アロマオイル(精油)を抽出する際に熱に反応して変化したものです。

主な作用

抗炎症、抗アレルギー、抗ヒスタミン、鎮静、抗菌、抗真菌、健胃、消化促進作用など

おすすめの使い方

・ストレスで胃に痛みを感じるときに

カモミール・ジャーマンの精油には粘膜を保護して胃壁を修復する作用や消化促進などの作用があります。
植物油(キャリアオイル)に混ぜてオイルマッサージがおすすめです。

おすすめのブレンド

胃もたれやムカムカの解消に:
ペパーミントや和ハッカ、レモンなどのブレンドがおすすめです。

カモミール・ジャーマンは香りが強いので、加える量を加減してください(ミドルノート)。
アロマオイル(精油)が衣服につかないように気をつけましょう。

・皮膚トラブルをケアするマッサージ

植物油(キャリアオイル)やアロマ用クリームを用いてマッサージをしましょう。
乾燥やかゆみにはベースの基材や
ブレンドするアロマオイル(精油)も保湿作用の高いものを使用するとより効果的です。

おすすめのブレンド①

カモミール・ジャーマン
フランキンセンス

おすすめのブレンド②

カモミール・ジャーマン
パルマローザ

カモミール・ジャーマンの注意事項

香りが強いので使用の際は少量にしましょう。
(例:キャリアオイル等のベース基材30mlに対して、1〜2滴程度)
妊娠中や授乳中は使用を避けましょう。
キク科やブタクサアレルギーの方は注意が必要です。
炎症のある部位はごく薄く塗布し、使用前にはパッチテストを行いましょう。

アロマテラピーは医療行為ではありません
アロマオイル(精油)は医薬品でないことをご理解の上、使用の際は注意事項を読み、正しくお使いいください。
特に妊娠中をはじめ、医療機関で治療中の方は必ず、医師に相談の上、承諾を得てから安全にお使いください。
当サイトで掲載している内容が必ずしも全ての方に当てはまるものではないということをご理解ください。
アロマテラピーにおけるセルフケアは自己責任の下に行ってください。